権威DNSサービス調査
概要
インターネットサービスの多様化により、サービス情報を提供する汎用データベースとしてDNSの役割が増加しています。 それにともない新しいリソース レコードの定義や、既存リソースレコード(特にTXTレコード)のユースケース追加などが行われています。
その一方で、一般的な組織の権威DNSサーバ運用者(ゾーン管理者)はDNSプロトコルや新しいインターネットサービスの専門家ではないため、すべてのリソースレコードを理解し正しく設定できることは期待できません。 また、昨今の状況下では、設定ミスや外部からの大量クエリの集中によってサービス障害が発生する原因となり得るため、一般的な組織における権威DNSサーバの自前運用は多大な困難を伴うものなってきています。
このような状況の変化にともない、組織のシステム管理部門やサービス提供部門が、それぞれの目的に沿って適切な権威DNS(自ゾーン)を運用可能とするため、国内外で提供されている代表的な権威DNSサービスの機能一覧作成が望まれています。
DNSOPS.JPでは、そのような機能一覧となることを目的として、2020年から権威DNSサービスの調査を開始しています(注)。 中立な調査を行うため、各種権威DNSサービスの利用に真正面から取り組み、機能一覧に加え、現場の運用者が直面する契約から運用開始に至るまでを含む、Boot Campと呼ぶにふさわしい実体験に基づく報告を作成しています。
注:機能の優劣をつけることや、特定のサービスを推奨することは調査および結果報告の目的ではありません。
調査結果報告書
フィードバックフォーム
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過去の発表
各種イベントで発表した資料です。
DNS Summer Day 2021(2021/06/25)